ベランダをなくすリフォーム費用の相場と雨漏りを防ぐ外壁防水・サッシ対策の全貌
2026.07.11 (Sat) 更新

使わないベランダの維持費や掃除に限界を感じ、撤去を検討する方が増えています。ベランダをなくす基本的なリフォーム費用は約20万円から55万円程度が相場ですが、単に解体するだけの「安さ」につられて契約すると、後から建物の寿命を縮める致命的なリスクを背負いかねません。
ベランダの撤去工事の本質は、解体ではなく「外壁の再構築」です。適切な防水処理や外壁補修を怠ると、数年後に雨漏りが発生し、一戸建ての構造部分を腐食させる二次被害を引き起こします。また、2階の大きな掃き出し窓がそのまま残ることで、転落の危険地帯と化してしまう安全対策への配慮も欠かせません。
本書では、ベランダ撤去に不可欠な足場設置や処分費のリアルな内訳、木製や鉄製といった素材別の工事難易度を解説します。さらに、雨漏りを防ぐための透湿防水シートとコーキングの正しい施工基準、危険な大窓サッシを安全な腰窓やフェンスへ変更する対策、デッドスペースをサンルームや部屋へ拡張するリノベーションの選択肢まで徹底的に解剖します。
家の耐久性を守りながら無駄な出費を抑え、本当に満足できる住まいへと再生するための実務的な判断基準が、この記事ですべて明らかになります。
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ベランダをなくすリフォーム費用のリアルな相場と見積もりの内訳
使わなくなったベランダをすっきりなくして毎日の掃除や定期的なメンテナンスの負担から解放されたいと考える方が増えています。実際にベランダを取り外して外壁を元通りにする工事を行う場合、一般的な戸建て住宅におけるトータルの費用相場はおおむね20万円から55万円程度が目安となります。
しかし、広告で見かけるような解体費用だけの安さに惹かれて安易に契約を結ぶのは非常に危険です。ベランダを安全に撤去して住まいの寿命を縮めないためには、ただ物理的に壊して処分するだけでなく、家全体の防水性能や耐久性を守るための建築工事が必ずセットで発生するためです。
まずは、どのような作業にどれだけの費用がかかるのか、見積書の基本となる内訳をわかりやすく整理しました。
標準的なリフォームの見積もり内訳は以下の通りです。
| 工事項目 | 費用の目安 | 工事の目的と役割 |
|---|---|---|
| 仮設足場組み立て解体費 | 10万円から15万円 | 2階以上の高所作業における安全確保と施工品質の維持 |
| ベランダ解体撤去・処分費 | 10万円から25万円 | 本体を解体し産業廃棄物として適正に運搬・処分する費用 |
| 外壁防水補修・左官工事 | 10万円から20万円 | 撤去跡の穴を塞ぎ雨水の侵入を防ぐ防水下地処理 |
| 外壁仕上げ塗装・サイディング工事 | 5万円から15万円 | 周囲の既存外壁と見た目の色や質感を合わせる美観工事 |
このように、解体そのものにかかるお金と同等、あるいはそれ以上の費用が足場や外壁の復旧工事に充てられていることがわかります。
足場設置や解体処分に不可欠な基本費用
2階以上の高い場所にあるベランダを安全かつ迅速に取り除くためには、作業用の足場を組み立てることが大前提となります。足場の設置には十数万円の予算が必要になりますが、これを作業の簡略化のために省こうとすると、職人の安全が脅かされるだけでなく、外壁の細部まで行き届いた精密な施工ができなくなります。
さらに、解体した木材や鉄くず、コンクリートガラなどの廃材は、法律に則って正しく処理しなければなりません。これらを適正に処分するための産業廃棄物収集運搬費や現場管理費も、絶対に削ることのできない基本の費用項目です。
撤去後の美観を守る外壁補修の必要性
ベランダを外した直後の壁面には、建物の骨組みに直接固定されていた強固なボルトの抜き跡や、長年の雨だれによる頑固な黒ずみ汚れが無残に残ってしまいます。この「住まいの大きな傷口」をむき出しのまま放置するわけにはいきません。
外壁の美観をしっかりと守り、リフォームした跡を目立たせないようにするためには、周囲の外壁デザインに合わせて部分的にサイディングを新しく張り替えたり、丁寧に模様を合わせて塗装を施したりする技術が必要になります。単に穴を埋めるだけでなく、元からベランダなどなかったかのように美しく仕上げることが、お住まいの資産価値を維持する上でも極めて重要なポイントです。
素材と設置状況が工事費を左右する!木製や鉄製バルコニーの解体難易度
使わなくなったベランダをすっきりなくすリフォームの費用は、お住まいの状況やベランダの素材、そして設置されている階数によって劇的に変化します。
特に築年数が経過した一戸建てに多く見られる木製や鉄製のバルコニーは、解体作業そのものの難易度が高く、工事が始まってから思わぬ追加費用が発生しやすい傾向があります。
ただ単純に取り壊すだけの解体工事とは異なり、住まいの耐久性や安全性を維持するための専門的な処理が必要になるためです。
素材ごとの特徴や解体時の注意点、そして現地調査の段階で見極めておくべきポイントをまとめました。
| ベランダの素材 | 主な劣化症状とリスク | 解体難易度と費用への影響 |
|---|---|---|
| 木製 | 雨水浸入による腐食、シロアリ食害 | 解体は比較的スムーズだが構造補修が発生しやすい |
| 鉄骨・鉄製 | サビによる強度の低下、重量物の撤去 | 重機使用や手作業による人件費の増加に影響 |
| アルミ製 | ボルト固定部の経年劣化 | 解体は容易だが壁面との接合部の防水処理が必須 |
これらの特徴を理解した上で、それぞれの素材が抱える具体的なリスクと対策を掘り下げてみましょう。
腐食が進んだ木製ベランダとシロアリのリスク
温かみのある木製ベランダは、長年の雨風にさらされることで最も経年劣化が進みやすい素材です。
木材の保護塗装が剥がれ、内部に雨水が染み込み始めると、木自体がスポンジのように水分を含んで腐食していきます。
解体作業自体はバールやのこぎりを使って比較的スムーズに進められますが、本当に恐ろしいのはベランダを取り外した瞬間に発覚する二次被害です。
ベランダを支えるために外壁を貫通していた固定ボルトや支持金具の隙間から、湿気を好むシロアリが侵入し、一戸建ての命とも言える柱や土台といった構造躯体を食い荒らしているケースが多々あります。
もし解体時にシロアリの食害が見つかった場合、ベランダを撤去する基本費用とは別に、柱の差し替え工事や本格的な防蟻処理が必要になり、最終的なお財布からの支出が膨らんでしまいます。
現地調査を依頼する際は、外壁との接合部周辺の強度をプロの目で入念に確認してもらうことが欠かせません。
重量のある鉄骨や鉄製ベランダの解体と搬出
昭和から平成初期に建てられた住宅に多いスチール製や重い鉄骨製のベランダは、その頑丈さゆえに解体と搬出の難易度が跳ね上がります。
サビが進行して強度が低下していると、解体作業中に予期せぬ崩落が起きる危険があるため、作業は慎重を極めます。
鉄骨の解体にはガス切断機や大型の電動工具を使用し、火花や騒音に配慮しながら細かく裁断していく必要があります。
さらに、切り出した鉄くずは非常に重いため、以下のような現地の敷地環境によって工事の手間やコストが大きく変動します。
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隣家との隙間が狭く、2階から手作業で廃材を下ろさなければならない
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前面の道路が狭く、解体用の高所作業車やクレーン車を横付けできない
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敷地内に廃材を一時保管するスペースがなく、小まめな運搬往復が必要になる
このように、作業スペースが限られている現場では、職人の作業時間が長引き、人件費や運搬費用が割高になります。
費用を抑えるためには、工事中の動線をあらかじめ施工会社と綿密に打ち合わせしておくことが大切です。
撤去後に雨漏りさせないための透湿防水シートとコーキングの絶対条件
使わなくなったベランダをすっきりなくす工事において、最も失敗が多く、かつ住まいの寿命を縮めてしまう落とし穴が解体した部分の雨漏り対策です。ベランダはただ外壁に乗っかっているだけではなく、建物の柱や梁といった構造躯体にボルトや金具で深く貫通して固定されています。
つまりベランダを取り外した跡地は、人間に例えるなら皮膚が大きくめくれ上がった大怪我の状態と同じです。この傷口をふさぐ防水処理のやり方ひとつで、数年後に100万円単位の修繕費用が発生するかどうかの運命が分かれます。
単なるコーキング仕上げが引き起こす深刻な雨漏り
費用を極端に安く抑えようとする格安の解体専門業者に見られるのが、ベランダを撤去した後に残った外壁のボルト穴へ接着剤のようなコーキング材(シーリング材)を注入し、その上から塗装をして「はい、終わり」とする施工方法です。
この手法は一時的な見た目こそ綺麗になりますが、非常に危険な応急処置に過ぎません。外壁の表面で雨水をせき止めているだけの状態なので、数年が経過してコーキングが太陽の紫外線や雨風で劣化して肉痩せすると、目に見えない微細な隙間が生まれます。
そこから入り込んだ雨水は外壁の内側へ容赦なく侵入し、お住まいの大事な柱や土台をじわじわと腐らせていきます。最悪の場合、2階の床が突然抜け落ちそうになるなど、構造躯体の寿命を縮める致命的な事態に発展します。
外壁内部の透湿防水シートを連続させる専門技術
家を雨漏りから守るための正解は、外壁の表面だけでなく「外壁の裏側」にある防水層を隙間なく一体化させることです。木造一戸建ての壁の中には、水は通さずに湿気だけを逃がす透湿防水シートという強力な防水紙が張り巡らされています。
ベランダを撤去する際は、一度その周辺の外壁材を剥がし、既存の透湿防水シートと新しく張る防水シートを専用の防水テープを用いてシワなく連続させなければなりません。
ベランダ解体時に必要な「表面的な補修」と「住宅性能を守る防水再生工事」の違いを比較表にまとめました。
| 工事の項目 | 格安解体業者の簡易処理 | 技術力のある建築会社の外壁再生 |
|---|---|---|
| 施工方法 | ボルト穴にコーキングを詰めて塗装 | 外壁を部分解体し防水シートを連続一体化 |
| 雨水の浸入経路 | 数年後にコーキングが劣化して浸入 | 2重の防水層で長期にわたり完全シャットアウト |
| 10年後のリスク | 柱や土台の腐食による大規模修繕 | 撤去前と変わらない高い耐久性を維持 |
| 初期費用 | 非常に安い | 防水・大工工事の適正費用が発生 |
このように、ベランダをなくすリフォームは単に「壊して捨てる解体工事」ではなく、住まいの防水性能を新築時と同等にまで引き上げる「外壁の再構築リフォーム」であると私たちは考えています。
見積もりを比較する際は、解体処分の安さだけに目を奪われず、外壁内部の防水シート処理や防水テープによる止水計画が工程表にしっかりと組み込まれているかを確認することが、大切な我が家を守る唯一の防衛策です。
掃き出し窓が落下の危険地帯に?ベランダ撤去とセットで行うサッシ対策
2階のベランダをなくす際、多くの人が見落としがちなのが窓の安全性です。ベランダに出るための引き違い窓である掃き出し窓は床面までガラスがあるため、ベランダをなくした瞬間に開けるとそのまま地面へ落下する危険な開口部に変わってしまいます。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、一瞬の不注意が取り返しのつかない大事故につながるため、ベランダを撤去する工事と同時に開口部の安全対策を施すことが絶対に欠かせません。
単に床がなくなるだけと考えていると、リフォーム後に窓を開けられず、部屋の換気すら満足にできない暗い部屋になってしまうという失敗を招きます。
安全性を確保するための後付け窓フェンスや手すりの設置
最もコストを抑えて安全を確保する方法は、掃き出し窓のすぐ外側に落下防止用の手すりやアルミ製の目隠しフェンスを頑丈に固定することです。窓自体のサイズや位置は変えないため、光を遮ることなく、万が一の転落を防ぐことができます。
ただし、この手すりやフェンスの取り付け位置には専門的な配慮が必要です。外壁の内部にある強固な柱や下地に対して直接ビスを打ち込んで固定しなければ、大人が体重をかけた際に手すりごと外れて落下する二次災害が起きるためです。
工事の手軽さと費用を重視する場合は、外壁の防水処理と同時に下地の位置を正確に特定できる熟練の技術者に施工を依頼することが鉄則となります。
安全対策の手法別の特徴と費用の目安は以下の通りです。
| 対策方法 | 費用の目安 | 主なメリット | 注意すべきデメリット |
|---|---|---|---|
| 外部手すり・フェンス設置 | 5万円から15万円 | コストを抑えて短工期で安全を確保できる | 窓を開けた時の防犯性や断熱性は以前と変わらない |
| サッシ交換(腰窓・FIX窓) | 25万円から50万円 | 防犯性や断熱性が劇的に向上し、雨漏りリスクも激減する | 内装の壁紙補修や外壁の復旧工事が伴い費用が高くなる |
窓サッシを腰窓やFIX窓に変更して外壁を作るリフォーム費用
さらに防犯性と断熱性を高めたい場合は、大きな引き違い窓を完全に取り外し、下半分を新しい壁にして、小さな腰窓や開閉できないFIX窓(はめ殺し窓)へとサイズ変更するリフォームを行います。
私たちは多くの現場でベランダ解体を手掛けてきましたが、実はこの窓サッシの変更こそが、家の寿命を延ばすために最も費用対効果が高い選択肢であると確信しています。なぜなら、古い引き違い窓は隙間風が入りやすく、冬の寒さや結露に悩まされる原因になりやすいからです。
窓を小さくして断熱性の高い複層ガラスのサッシに変更することで、冷暖房の効率が格好のレベルまで向上し、家計の光熱費という手残り資金を増やすことにもつながります。
窓の縮小リフォームを進める際の内訳費用と工事の流れは以下のようになります。
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既存サッシの解体撤去と処分
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窓を小さくした部分の木下地(壁)の造作工事
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屋外側の透湿防水シート施工および外壁サイディング張り・塗装仕上げ
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新しいサッシ(腰窓や高断熱FIX窓)の取り付け
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室内側の断熱材充填および石膏ボード、壁紙クロス復旧仕上げ
このように、窓サッシを変更するリフォームは外装工事だけでなく内装の大工工事も連動して発生するため、リフォーム会社選びの際は外壁塗装から内装木工事まで一貫して管理・自社施工できる総合力の高い会社に依頼することが、結果として余計な仲介マージンをカットし予算を抑える一番の近道となります。
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デッドスペースを有効活用!ベランダを部屋やサンルームにする拡張リフォーム
ライフスタイルの変化によって洗濯物はガス乾燥機や部屋干しが主流になり、外に干す機会が減ったというご家庭が急増しています。それと同時に、使わなくなったバルコニーの床シートが劣化し、毎年のように泥汚れや落ち葉の掃除に追われることにストレスを感じる方も少なくありません。
そこで選択肢に上がるのが、ただ解体して撤去するのではなく、そのスペースを生活空間として室内に取り込む増築リフォームです。実はこの方法は、お住まいの延床面積を広げて利便性を劇的に向上させる賢い選択肢となります。
ベランダを有効活用するための代表的な2つの拡張アプローチについて、特徴やリフォームに必要な予算、そして施工にあたって絶対に避けては通れない専門的な注意点を詳しく見ていきましょう。
バルコニーを部屋にリフォームして居住スペースを拡張する
現在のベランダの床組みや柱の強度を活かし、周囲に壁を立ち上げて屋根を取り付けることで、完全に室内の一部として一体化させるリフォームです。壁の内部には断熱材をしっかりと敷き詰め、既存の室内と同じように内装クロスを仕上げて床材を張ることで、独立した小部屋やリビングの延長スペースが誕生します。
例えば、近年ご要望が多いのが以下のようなライフスタイルに合わせた活用方法です。
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天候を気にせず洗濯物を干しっぱなしにできるランドリールーム
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自宅での仕事に集中するための独立した在宅ワークスペース
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読書やシアタールームとして楽しむ趣味のセカンドリビング
ただし、この工事は非常に高度な大工技術と設計力が必要です。特に既存の家本体の外壁と、新しく増築する部屋の壁との結合部分は、雨水が侵入しやすい弱点になりがちです。
そのため、新設する壁の内部で防水シートを既存の透湿防水シートと隙間なく重ね合わせる「雨仕舞い」と呼ばれる高度な防水処理が欠かせません。
また、床下から這い上がる冷気や熱気を防ぐため、適切な断熱設計を行わなければ「夏はサウナのように暑く、冬は足元が凍えるほど寒い部屋」になってしまい、結局使わなくなってしまうため注意が必要です。
サンルームを設置して天候に左右されない物干しスペースを作る
部屋の増築よりも比較的工期を短縮でき、明るい光を存分に取り込める方法として人気なのが、ガラスで囲まれたサンルームやテラス囲いを設置するリフォームです。
空からの太陽光を最大限に活用できるため、雨の日や花粉の飛散シーズン、冬場の冷たい風が吹く日でも、一年中快適に洗濯物を干すことができます。
ここで、バルコニーを完全に「部屋」にする工事と、ガラス張りの「サンルーム」にする工事の主な違いを比較表にまとめました。ご予算や目的に応じて最適な選択を行う参考にしてください。
| 項目 | 部屋にする増築リフォーム | サンルーム・テラス囲い新設 |
|---|---|---|
| 主な用途 | 書斎、子供部屋、ランドリールーム | 洗濯物干し、観葉植物の育成、ひなたぼっこ |
| 工期の目安 | 約1週間〜3週間程度 | 約2日〜5日程度 |
| 構造の特徴 | 外壁・断熱材・内装クロスで仕上げる | アルミフレームとガラス、ポリカーボネート |
| メリット | 1年中快適な室温で、完全にプライベートな個室になる | 日当たりが良く、開放的で工期が短い |
| 注意すべき点 | 解体や外壁補修、断熱・内装工事で高額になりやすい | 夏場に熱がこもりやすく、遮光対策が必要 |
このように、部屋への改修は「居住性の高さ」、サンルームは「圧倒的な明るさと工期の短さ」が最大の強みです。
しかし、どちらのリフォームを進める場合にも、必ず事前にプロの施工技術者による敷地調査を行わなければなりません。
なぜなら、ベランダを部屋やサンルームにする増築は、建築基準法における「建ぺい率」や「容積率」の制限に関わるためです。お住まいの地域や敷地面積によっては、建築確認申請という手続きが必要になったり、固定資産税の評価額に影響が出たりする場合があります。
私たちは長年の施工経験から、このような法令上のルールや、構造上の安全性をクリアした上でお客様の住まいに最適なプランをご提案することを徹底しています。後悔のない快適な空間づくりのために、まずは現地調査からお気軽にご相談ください。
知っておきたいマンションや賃貸アパートでのベタイダ解体に関する注意点
一戸建てとは異なり、集合住宅においてベランダは専用使用権が認められた共用部分という扱いになります。そのため、個人的な判断でベランダを撤去したり部屋に改造したりすることは原則としてできません。
「毎日のお掃除が面倒だから」「使っていないから取り払ってすっきりさせたい」という理由だけで工事を進めることは、重大な規約違反やご近所トラブルを引き起こす引き金になります。まずは、集合住宅特有の法的なルールと構造上の制限について、正しい知識を身につけておきましょう。
集合住宅の種類によってリフォームの自由度は大きく異なります。以下の表で、住まいのタイプ別における工事の可否と判断基準をまとめました。
| 住居のタイプ | 工事の可否 | 主な理由と判断基準 |
|---|---|---|
| 分譲マンション | 完全不可 | 避難経路としての役割があり、外観の統一性を維持する必要があるため |
| 賃貸マンション | 原則不可 | 大家様や管理会社の所有物であり、退去時に原状回復義務が生じるため |
| 賃貸一戸建て | 要相談 | 建物の構造に影響を与えるため、所有者の書面による許諾が必須 |
| アパート(賃貸) | 原則不可 | 共同住宅としての避難経路設計になっており、勝手な改修は認められない |
共同住宅では、ご自身の財布から工事費用を出す場合であっても、建物全体の資産価値や安全基準が最優先されます。
分譲マンションの管理規約による厳しい規制
分譲マンションでは、ベランダやバルコニーは非常時の避難経路を兼ねているため、個人の都合で解体することは管理規約により一切禁止されています。
一見すると自分だけのプライベート空間に思えるベランダですが、実は火災や災害が発生した際に隣人や階下の住民が逃げ切るための大切な共用脱出口です。足元に設置された避難ハッチや、隣の住戸を仕切る隔て板がその証拠です。これらを取り壊すことは、消防法にも抵触する危険な行為になります。
また、分譲マンションの老朽化による補修は、マンション全体の長期修繕計画に基づいて行われます。
12年から15年周期で実施される大規模修繕工事のタイミングで、修繕積立金を使って建物全体の防水改修や手すりの補修が一斉に行われるのが一般的な流れです。もし手すりのガタつきや床面のひび割れを発見した場合は、個人で工事業者を探すのではなく、まずは管理組合の理事会や管理会社へ相談報告書を提出するのが正しいルートです。
賃貸物件でベランダを活用したい場合の相談先
賃貸一戸建てやアパートの場合も、所有者であるオーナーや管理会社の承諾なしにリフォームすることは不可能です。
契約書に記載されている原状回復義務のルールにより、退去時には入居時の状態に戻して返さなければなりません。ベランダをなくすような大規模な改修を行ってしまうと、退去時に高額な復旧費用を請求される深刻なトラブルに発展します。
どうしても使わないベランダの安全性が気になる場合は、まずは管理会社へ修繕の要望を出すことから始めましょう。
例えば、床が腐食して踏み抜く恐れがある、手すりが錆びてグラグラしているといった実質的な危険がある場合は、大家様の負担で修繕してもらえるケースがほとんどです。また、どうしてもデッドスペースを活用したい場合は、以下のような室内に影響を与えない軽微な工夫を管理会社に相談してみるのも手です。
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避難経路を塞がない範囲で、組み立て式のウッドデッキ風すのこを敷く
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簡単にお手入れができる屋外用タイルを一時的に設置して足元を綺麗にする
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室外機周りに安全なアルミ製の目隠しカバーを取り付ける
このように、建物の構造を傷つけない「元に戻せる模様替え」の範囲内であれば、事前の申請次第で許可をもらえることがあります。まずは管理会社へ困りごとを率直に伝えて、お互いに気持ちよく住み続けられる解決策を見つけていきましょう。
失敗事例から学ぶ!安すぎる解体業者による施工トラブルと賢い相見積もりのコツ
使わなくなったベランダをすっきりなくして毎日の掃除やメンテナンスの負担を減らしたいと考える際、どうしても気になるのが工事にかかるお金の話です。ネット上には「解体専門の業者に頼めば格安で済む」といった魅力的な言葉があふれていますが、安さだけに惹かれて契約した結果、後から数倍の修繕コストがかかってしまうケースが後を絶ちません。ベランダをなくす工事は、単に突き出た部分を切り落とすだけの単純作業ではないからです。
壊すだけで直せない解体専門業者とのトラブル事例
解体の専門会社は頑丈な構造物を壊して敷地外へ搬出する技術には非常に長けています。しかし、ベランダを取り払った後の外壁を雨風から守るための防水処理や、サッシまわりの大工仕事といった「家を長持ちさせるための建築工事」の技術や保証までカバーしていないことが多々あります。
よくあるトラブルの典型例として、ベランダを固定していたボルトの抜き跡や外壁の隙間に、安価なコーキング材を流し込んで上から塗装しただけで作業を完了させてしまう事例が挙げられます。
一見すると綺麗に塞がれたように見えますが、コーキングは紫外線や温度変化によって数年で劣化し、ひび割れや隙間が生じます。そこから容赦なく侵入した雨水が外壁の内部に染み込み、大切な柱や梁を静かに腐らせていきます。最悪の場合、気づいた時には2階の床下が腐食し、大規模な構造補強工事が必要になるなど、当初の節約分を遥かに超える大きな損失、いわば「お財布への大打撃」につながってしまうのです。
複数業者への相見積もりで正しい工事内容と内訳を見極める
こうした深刻な失敗を避けるためには、見積書に書かれた総額の安さだけで判断せず、工事の内訳をしっかりと見極める目を持つことが不可欠です。信頼できる建築の専門家が作成する見積書には、ただ「工事一式」と丸められることはなく、家全体の耐久性を守るための工程が細かく記載されています。
見積書を比較する際は、以下の項目が適切に盛り込まれているかを確認しましょう。
| 工事項目 | 役割とチェックポイント | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 仮設足場設置費 | 2階以上の高所作業で安全を確保し、丁寧な外壁処理を行うために必須 | 10万〜15万円 |
| 解体撤去および処分費 | ベランダ本体の取り壊しと、廃材を適正に処理する費用 | 10万〜20万円 |
| 外壁防水・補修費 | 透湿防水シートを連続させ、サイディング等で雨漏りを防ぐ外壁再生工事 | 15万〜25万円 |
| サッシ安全対策費 | 掃き出し窓からの転落を防ぐ手すりの設置や、窓を小さくする改修工事 | 5万〜25万円 |
見積もりを依頼する際は、できれば3社程度から相見積もりを取りましょう。その際に極端に安い見積もりを出してくる会社があれば、上記の「外壁防水・補修費」や「サッシ安全対策費」が削られていないか、あるいはコーキングだけで済ませようとしていないかを必ず質問してください。
私たちの業界の視点からお伝えすると、ベランダをなくすリフォームは解体工事ではなく「外壁の再構築工事」です。家全体の防水性と安全性を維持するために何が必要なのかを丁寧に説明し、詳細な内訳を提示してくれる誠実な会社を選ぶことこそが、住まいの寿命を延ばし、将来的な余計な出費を防ぐ一番の近道となります。
千葉・東京で実績3000件超!水回りから外装までワンストップで支える「リクレア」の安心施工
私たちリクレア(株式会社リフレクト)は、千葉県船橋市を拠点に一都三県で数多くのリフォームを手掛けてきた、住まいづくりのプロフェッショナル集団です。丁寧な現地調査に基づき、ただベランダをなくすだけでなく、お客様の暮らしに寄り添った最適なプランをご提案します。
使わなくなったベランダを放置していると、床面の防水層が劣化して雨漏りの原因になったり、毎年の掃除が大きな負担になったりします。しかし、いざ撤去するとなると、解体した後の外壁がどうなるのか、強風や大雨の際に水が浸入しないかなど、お住まいの耐久性に直結する不安が多く残るものです。リクレアでは、解体工事から防水処理、そして外壁の美観再生までをすべて自社で管理し、新築時と同等以上の安心感をお届けしています。
単に形をなくすだけの解体ではなく、数十年先までご家族が安心して暮らせる家づくりを最優先に考え、一戸建ての構造に合わせた最適な施工プランをご提示いたします。
自社専属職人が挑む妥協のない防水・外壁仕上げへのこだわり
リクレアの最大の武器は、下請けに丸投げせず自社専属の熟練職人が施工管理を徹底する体制です。特に雨漏りのリスクがつきまとうベランダ撤去後の防水処理においては、透湿防水シートの確実な施工と、既存の外壁と違和感なく馴染む高精度な外壁仕上げに徹底的にこだわっています。
解体専門の安価な業者に依頼した結果、ベランダを固定していたボルト穴をコーキング剤だけで埋めて塗装され、数年後に壁の内部が腐食してしまったというご相談を現場でよく耳にします。ベランダをなくす工事は、単なる解体ではなく外壁の再構築です。
リクレアでは、外壁を一度部分的に剥がし、建物全体を雨から守る透湿防水シートを隙間なく連続させる専門技術を用いて施工します。
以下は、リクレアが誇る自社施工と、一般的な解体処分のみを行う格安業者との工事内容の比較です。
| 工事項目 | リクレアの自社一貫施工 | 一般的な解体専門業者 |
|---|---|---|
| 撤去後の外壁処理 | 透湿防水シートと防水テープの再構築 | ボルト穴へのコーキング充填のみ |
| 窓まわりの安全対策 | サッシ交換や手すり新設まで一括対応 | 窓工事は対象外または別業者へ外注 |
| 外観の仕上がり | 既存サイディングや塗装との精密な色合わせ | 部分的な簡易塗装のみで跡が目立つ |
| アフター保証 | 独自の長期防水・外装保証を付帯 | 解体後の雨漏りは保証対象外が多い |
このように、お住まいの心臓部ともいえる防水機能をしっかりと守るためには、大工工事と左官・塗装工事の技術を併せ持つ専門職人の存在が不可欠です。私たちは自社専属の職人だからこそできる、一切の妥協を許さない丁寧な手仕事をお約束します。
地域密着のリフォーム会社だからこそできる安心のアフターフォロー
施工実績3,000件超、大手ポータルサイトでも高い施工数を維持し、直近では千葉県第1位を獲得したリクレア。工事完了後も、何か気になることがあればすぐにフリーダイヤル(0120-970-144)でお駆けつけするサポート体制を整えています。使わないベランダの撤去から、室内干しスペースの快適なリノベーションまで、住まいの小さなお悩みも安心してお任せください。
一戸建てのベランダをなくす工事の過程で、壁の内部からシロアリの被害が見つかったり、木材の老朽化が進んでいることが発覚したりすることも珍しくありません。地域に根ざした私たちリクレアは、そのような想定外の事態が起きた場合でも、その場で迅速に防蟻処理や補強工事を追加できる臨機応変な対応力を持っています。
工事が終わってからが本当のお付き合いのスタートです。台風やゲリラ豪雨の後に「少し心配だから見てほしい」といったご要望にも、地元のフットワークの軽さを活かしてスピーディーに対応いたします。お客様の毎日の快適な暮らしと、大切な資産であるお住まいの価値を守り続けるパートナーとして、いつでも皆様からのご相談をお待ちしております。
著者紹介
著者 – リクレア
私たちが現場で多くのご相談を受ける中で、特に懸念しているのが「ベランダをただ取り壊して終わり」と考えている方が非常に多いという事実です。実際に、他社様でベランダ撤去を安価に行い、その数年後に「2階の窓下から雨漏りが発生した」と弊社に泣き寝入りで外壁改修の補修依頼をいただく事例が後を絶ちません。ベランダの撤去工事は、解体ではなく「外壁の再構築」そのものです。接合部の透湿防水シートを新築時と同様に隙間なく連続させ、正しい手順で外壁を仕上げなければ、確実に住まいの寿命を縮めてしまいます。また、取り外した後に残る掃き出し窓の安全対策までセットで提案されず、工事後に「怖くて窓が開けられない」と後悔されるお施主様も見てきました。このような「知らずに安さだけで選んで失敗するケース」を一件でも防ぐため、リフォームの現場を知り尽くした私たちの判断基準と、家の耐久性を守るための正しい施工技術の全貌を、一次情報として包み隠さずお伝えしたくこの記事を執筆しました。







