1ldkを2ldkにリフォームの費用相場や内訳を徹底比較!得するための最新ガイド
2026.01.30 (Fri) 更新

1ldkを2ldkにリフォームする費用は、「壁一枚で安く済む」はずが、気付いたらフルリノベ並みの金額になっていることがよくあります。原因は、間仕切り壁の工事金額だけを見て、構造や配管、管理規約、防音や冷暖房、収納まで含めたトータルのコストと住み心地を比較していないことにあります。ここを外すと、予算オーバーか、安く仕上げたのに在宅ワークも子供部屋もストレスだらけ、というどちらかに振れます。
この記事では、1ldkを2ldkにリフォームする三つの代表パターンの費用相場と内訳を起点に、仕切りリフォームとフルリノベの中間にある現実的なプランまで、マンション構造や管理規約を踏まえて整理します。同棲カップル、子育て家族、賃貸オーナーそれぞれにとっての最適な間取り変更と、やめた方がいいパターンを、具体事例ベースで比較します。
さらに、壁の防音性能やエアコン計画、収納量の差が満足度と資産価値にどう影響するか、千葉や船橋など首都圏マンションの相場感も交えて解説します。1部屋を二つに分ける方法から1000万円クラスのリノベーションまで、どこまでやれば損をせずに済むかを判断できるようになります。読まずに工事を決めると、余計な出費ややり直しのリスクを抱えたまま契約書にサインすることになります。
1ldkを2ldkにリフォームの費用相場が一目でつかめる早見マップ
「壁1枚足せば安く済むよね?」と思って見積を取ったら、桁が1つ違っていて冷や汗…という相談を現場で何度も見てきます。まずは、どのレベルの工事を選ぶと財布へのダメージがどこまで変わるのか、全体像を押さえておきましょう。
1ldkを2ldkにリフォームする三つの代表的パターンと総額目安
現場でよく採用されるパターンは、ざっくり次の3つです。
| パターン | 工事内容のイメージ | 費用目安(マンション40~50㎡台) | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 壁・ドア追加の最小限プラン | 間仕切り壁・建具新設、クロス一部張り替え | 30~120万円前後 | 同棲カップル、賃貸オーナーのお試し投資 |
| 中規模リフォームプラン | 仕切り+床・クロス全面、収納調整、場合によりキッチン交換 | 200~500万円前後 | 子育て世帯、築20~30年前後の内装一新も兼ねたい人 |
| フルリノベ級プラン | スケルトン近くまで解体、配管更新、設備総入れ替え | 700~1200万円前後 | 築古マンションを“新築級”に作り替えたい人 |
ポイントは「部屋数を増やすだけ」か「暮らし全体を作り替えるか」で費用が一気に変わることです。壁とドアだけなら100万円前後で済むケースもありますが、キッチンや浴室など設備のグレードアップを絡めた途端、工事金額は数倍に膨らみます。
私の視点で言いますと、家族構成が変わりやすい30代~40代は、中規模リフォームゾーンがもっとも満足度とコスパのバランスが取りやすい印象があります。
面積や築年数で大きく変わる1ldkを2ldkにリフォームする費用の振れ幅
同じ「2部屋にしたい」でも、40㎡台前半と50㎡台後半では工事内容がかなり違います。
-
40㎡台前半
- LDKがタイトになりやすく、仕切り位置の数十センチ差で暮らしやすさが激変
- 廊下や収納が少ない物件が多く、追加の造作家具や収納工事が入りやすい
-
50㎡台後半
- 居室2つにしてもLDKにゆとりを残しやすい
- 床材、クロスなど面積が増える分、同じ仕様でも材料費がじわっとアップ
さらに効いてくるのが築年数です。特に築30年前後を境に、見えない部分の補修が費用を押し上げるケースが増えます。
-
築20年前後
- 下地や配管の状態が比較的良好なことが多く、「想定外の追加」は少なめ
-
築30年超
- 壁を開けたら配管腐食、床を剥いだら下地の傷みが露出、といったパターンが現場で頻発
- 結果として、当初の見積に+50~150万円程度の追加が出ることも珍しくありません
この「振れ幅」を知らずに最低価格だけで業者を選ぶと、工事途中での追加見積に振り回されがちです。見積書では、解体・下地補修・配管更新がどこまで含まれているかを必ず確認しておきたいところです。
首都圏と地方で異なる1ldkを2ldkにリフォームする費用と千葉エリア相場のリアル
同じ面積・同じ仕様でも、地域によって工事金額は変わります。主に差が出るのは人件費と下請け構造です。
| 地域 | 傾向 | 費用への影響 |
|---|---|---|
| 都心部(東京中心部など) | 人件費・駐車場代・搬入経路の制約が大きい | 同じ内容でも地方より高くなりやすい |
| 首都圏郊外(千葉・船橋・市川・習志野など) | 職人単価は都心よりやや抑えめ、マンション棟数が多くノウハウ蓄積 | 中規模リフォームでコスパを出しやすい |
| 地方都市 | 施工費は抑えやすいが、マンションリノベ経験値に差が出やすい | 構造理解が甘いと追加工事リスクが増える |
千葉エリアのマンションでは、40~60㎡前後の1LDKから2LDKへの相談が増えており、体感としては次のようなレンジが多いです。
-
壁・ドア追加の最小限プラン:50~100万円前後
-
内装一新を含めた中規模プラン:250~450万円前後
-
設備総替えを含むフルリノベ級:800~1100万円前後
千葉・船橋周辺は、外壁塗装や屋根工事と同じタイミングで、内装の間取り変更をまとめて依頼するケースも少なくありません。この場合、足場設置や工期を一体で組めるため、バラバラに発注するよりトータルコストを抑えやすいのが現場感覚です。
まずはこの「3つの工事レベル」「面積・築年数ごとの振れ幅」「地域差」の3点を押さえておくと、自分の予算感とどのゾーンが近いのかが見えやすくなります。次のステップでは、壁を1枚足すだけでは済まない工事内容の中身に踏み込んでいくことが重要になります。
壁を一つ足すだけで済まない!1部屋を2部屋に分けるリフォーム工事内容と単価の真実
「壁とドアだけ付ければ安く済むはず」が、現場ではいちばん予算オーバーしやすいパターンです。表面はシンプルでも、床下や天井裏で意外な工事が発生しやすいからです。
間仕切り壁やドアを新設する1ldkを2ldkにリフォームする費用と内訳
まず、よくある「リビングを二つに割るだけ」の工事内容と目安です。
| 工事内容 | 目安費用 | ポイント |
|---|---|---|
| 間仕切り壁(3〜4m程度) | 15万〜30万円前後 | 下地・石膏ボード・仕上げまで |
| 室内ドア新設 | 10万〜25万円前後 | 枠・建具・金物・調整含む |
| 電気配線・コンセント増設 | 3万〜10万円前後 | 分電盤からの引き直しで増額も |
| クロス・床の補修や張り替え | 5万〜20万円前後 | 既存との色違い対策がカギ |
合計すると、最低ラインでも30万〜50万円台、仕上げや建具グレード次第で80万円近くになることもあります。
現場で特に差が出るのは次の3つです。
-
床下に配管や配線が集中していて、下地を大きく組み直すケース
-
既存の天井が下地ごと落ちやすく、補強が必要な築古マンション
-
片側の部屋にエアコン・照明・コンセントが全くない状態から整えるケース
私の視点で言いますと、築30年前後では解体した瞬間に配管腐食が見つかり、追加10万〜30万円の補修がほぼセットと考えておいた方が安全です。
子供部屋の仕切り壁や在宅ワーク空間で変わる1ldkを2ldkにリフォームする費用や仕様
同じ「壁を足す」でも、用途で仕様と金額がガラッと変わります。
| 用途 | おすすめ仕様の一例 | 目安総額イメージ |
|---|---|---|
| 子供部屋 | 防音強化(ボード二重貼り+グラスウール)、収納一体壁 | 60万〜120万円前後 |
| 在宅ワーク | ガラス間仕切り・可動間仕切り・遮音ドア | 50万〜150万円前後 |
子供部屋の場合のポイントは次の通りです。
-
防音
壁の中に吸音材を入れるかどうかで、隣室への声の抜け方がはっきり変わります。
防音シートまで入れると費用は上がりますが、すべてに入れるより「ベッド側になる面」など要所に絞るのがコスパの良いやり方です。 -
収納
部屋を割ると、多くのケースで収納が足りなくなります。
間仕切り壁にクローゼットを一体で作ると、1セット15万〜30万円前後は見ておきたいところです。
在宅ワーク向けは、視線と音のコントロールが鍵になります。
-
ガラス間仕切り+カーテンで「日中は開放感、会議中は目隠し」
-
完全個室にせず、上部を開けてエアコンの効きを確保しつつ、壁の中だけ防音強化
このあたりの設計次第で、在宅会議のストレスと冷暖房のランニングコストが大きく変わります。
賃貸物件で1ldkを2ldkにリフォームするとき絶対に押さえておきたい制約とは
自己居住と違い、賃貸用は「原状回復」と「募集力アップ」の両立が欠かせません。
押さえるべきポイントを整理します。
-
管理規約・賃貸借契約のチェック
- 構造に影響しない軽量間仕切りでも、マンションによっては事前申請が必要
- 遮音性能(L値など)に規定がある場合、床の張り替えとセットで求められることもある
-
原状回復ライン
- ビス穴程度で済むパーテーションなら、退去時の補修で対応可能
- 下地を床や天井に固定する本格的な壁は、撤去+仕上げ復旧で20万〜40万円前後かかるケースもある
-
投資としての採算
- 2部屋にしたことで賃料がいくら上げられるか
- 空室期間の短縮でどこまで回収できるか
特に多い失敗は、「2部屋表記」にこだわるあまり、LDKを狭くしすぎることです。
内見時の第一印象が悪くなり、結果として賃料が上げられない、決まりにくいという悪循環に陥ります。
賃貸向けで部屋を分けたい場合は、次のステップで考えると失敗しにくくなります。
- 想定入居者(単身・カップル・子育て世帯)を明確にする
- 同じエリアの2LDKや3DKの賃料・成約スピードを調査する
- 「パーテーション+収納強化」で様子を見る低コスト案と、「本格間仕切り+賃料アップ」を狙う案を比較する
この比較をしたうえで、何年で投資を回収したいかまで決めておくと、どこまでの工事金額をかけるべきかがはっきりしてきます。
1ldk同棲から子育て家族まで!ライフスタイル別2ldkリフォーム費用の正解パターン比較
同棲カップルが1ldkを2ldkにリフォームするか迷ったときの判断ポイント
同棲カップルの場合、まず押さえたいのは「2部屋にするコスト」と「別の選択肢」の比較です。ざっくり言うと、
-
壁とドアを新設して部屋数だけ増やす
-
同じマンションで2部屋借りる
-
住み替えで最初から2LDKを選ぶ
の3択になります。
同じエリアの賃料が毎月1〜2万円上がるケースが多いので、年間の家賃増分×3年分をひとまず計算してみてください。その総額が、間仕切りリフォームの目安とぶつかってきます。
参考イメージとしては、
-
間仕切り+ドア+内装補修で、工事費用はおおむね50〜150万円ゾーン
-
2部屋借りると、家賃+共益費+光熱費が二重になる
という構図です。
私の視点で言いますと、「在宅ワークスペースをどうしても分けたいけれど、引っ越しは避けたい」カップルには、リビングをゆるく仕切る半個室プランが一番満足度が高いケースが多いです。
ポイントは次の3つです。
-
3〜5年はその部屋に住み続けるか
-
別れた場合、2LDKとして貸し出す可能性があるか
-
仕切り後のリビングが狭くなりすぎないか
これを紙に書き出してから見積を取ると、判断がぶれにくくなります。
子育て世帯向け1ldkを2ldkにリフォームする設計ポイントとよくある失敗例
子育て世帯では、「子ども部屋を急いで作りたくなるタイミング」が最大の落とし穴です。3〜4歳で仕切ってしまい、10歳以降の生活をイメージしていなかったケースで後悔が多く出ます。
代表的な失敗は次のとおりです。
-
防音をケチって、夜泣きやゲーム音で上下階とトラブル
-
部屋を優先して収納を削り、廊下に物があふれる
-
エアコンを1台のまま分割し、片方の部屋が夏も冬も不快
子育て向けに部屋を増やすなら、費用の目安は防音をある程度重視した壁+収納調整で80〜200万円前後に収まることが多いです。
検討時は、次の視点で仕様を決めると失敗が減ります。
-
小学生以降を見据えた学習スペースとコンセント位置
-
兄弟・姉妹が増える可能性とベッド配置
-
壁の中にグラスウールや防音シートを入れるかどうか
子どもが中学生になった時、「もっとしっかり防音しておけばよかった」という声は本当に多く聞きます。初期費用は数十万円変わりますが、思春期のストレスと騒音トラブル保険料と考えると、かなり費用対効果は高いと感じるはずです。
賃貸オーナーが1ldkを2ldkにリフォームした場合の収支シミュレーション
投資目線では、「工事費」と「賃料アップ」と「空室期間」の三つ巴になります。ざっくり比較すると、次のようなイメージです。
| タイプ | 代表的な工事内容 | 工事金額の目安 | 賃料への影響イメージ |
|---|---|---|---|
| 低コスト分割 | 壁+ドア+最低限の内装 | 70〜150万円 | 月5,000〜1万円アップ |
| 中規模リフォーム | 内装一新+設備一部交換 | 200〜400万円 | 月1〜2万円アップ+空室短縮 |
| フルリノベ寄り | キッチン含む全面改装 | 500万円超 | 月2万円以上も狙えるが回収期間長め |
よくある失敗は、「2LDK表記にしたい」だけでリビングを極端に削ってしまうパターンです。一見部屋数は増えますが、
-
内見時に「狭い」「暗い」と感じられやすい
-
家具レイアウトが難しく、長期入居がつきにくい
-
賃料を上げたのに、空室期間が伸びて実質利回りが落ちる
という事態になりがちです。
オーナー目線でのチェックポイントは次のとおりです。
-
想定する入居者像(共働き子育て世帯か、単身+在宅ワークか)
-
近隣の2LDK・3DK物件との賃料相場と成約スピード
-
築年数30年前後なら、解体時に配管劣化が出るリスクと追加費用枠
リフォーム前に、近隣の成約事例を不動産会社から集め、「何平米でいくらまでなら確実に決まるか」を確認してから工事内容を決めると、回収計画がブレにくくなります。
マンションで1ldkを2ldkにリフォームするとき構造と管理規約の落とし穴
「壁とドアを1枚足すだけ」と思っていると、構造と管理規約で一気にゲームオーバーになるのがマンションの怖いところです。ここを読み飛ばすと、見積より高い、工事が止まる、最悪やり直し…というパターンにまっすぐ突っ込みます。
壁式構造やラーメン構造で変わる1ldkを2ldkにリフォームできる範囲と注意点
同じマンションでも、構造によって「触っていい壁」と「絶対に触れない壁」が変わります。
私の視点で言いますと、現場で一番多い勘違いは、下の2つです。
-
コンクリートで出来ている壁はどれも抜けないと思い込む
-
逆に、柱が見えるから自由に間取り変更できると楽観する
ざっくり整理すると、次のようなイメージです。
| 構造タイプ | 特徴 | 1ldkから2ldkへの影響 |
|---|---|---|
| 壁式構造 | 壁そのものが建物を支える | コンクリート壁は新設も撤去も厳しく制限される |
| ラーメン構造 | 柱と梁で支える | 室内の間仕切りは比較的自由だが、梁・配管位置に縛られる |
間取りを変えるリフォームは、構造計算書や設計図書を前提に「この壁はただの間仕切りか」「スリーブ(配管の通り道)はどこか」を確認してからでないと、安全性も費用も読めません。構造を無視した「安いプラン」は、あとから管理組合のチェックで止まるケースが実際にあります。
給排水や換気が1ldkを2ldkにリフォームするプランを左右する理由
水回りをどこまで動かすかで、工事金額は別物になります。特に築30年前後のマンションでは、床を開けた瞬間に配管の腐食が見つかり、追加費用が数十万円単位で増えるパターンが珍しくありません。
-
給排水のポイント
- 排水は「勾配」が必要で、共用配管から遠ざけるほど床を上げる必要が出る
- その結果、段差解消のために他の部屋の床まで張り替えが波及し、費用が膨らみやすい
-
換気のポイント
- キッチンや浴室は共用ダクトの位置に縛られる
- 在宅ワーク用の新しい部屋でも、換気扇や給気口を確保しないと結露やカビの原因になる
特に、1つのLDKを2部屋に分けたあと「どちらの部屋からもエアコンと換気が届かない」という失敗が多いです。壁を立てる位置だけでなく、天井裏のダクトルートまでセットで設計しておくことが、快適さと費用の両方を守るポイントになります。
管理規約や防音規定で発生する1ldkを2ldkにリフォームのトラブル事例
マンションは、構造だけでなく「紙切れ1枚」である管理規約にも縛られます。ここを読み込まずに着工すると、完工後にクレームややり直しに発展します。
よくあるトラブルを整理すると、次の通りです。
| 分類 | ありがちな失敗 | 起こりがちな結果 |
|---|---|---|
| 防音規定 | フローリングの遮音等級だけ守り、間仕切り壁の防音を軽視 | 子どもの声やオンライン会議の音が隣室・上下階へ響き、苦情に発展 |
| 工事時間 | 管理規約の作業時間や工期制限を確認せず契約 | 作業可能時間が短く、工期が延びて人件費や仮住まい費用が増える |
| 申請漏れ | 間取り変更の事前承認を取らず着工 | 管理組合から是正要求が出て、追加の遮音施工や床材の張り替えが必要になる |
特に防音では、壁の中にグラスウールや防音シートを入れるかどうかで、体感は別世界になります。子供部屋や在宅ワーク部屋をつくるのに、石膏ボード1枚だけで済ませると、せっかく2部屋に分けても「声が筒抜けで意味がない」と感じる方が多いです。
管理規約のコピー、既存図面、築年数といった情報を、見積依頼の一番最初に共有しておくと、「できる工事」と「やめたほうがいい計画」の線引きが明確になり、ムダなプラン検討や追加費用をぐっと減らせます。
防音・冷暖房・収納力が1ldkを2ldkにリフォームする満足度の決め手!
1部屋を2部屋に増やす工事は、壁とドアを付けた瞬間がゴールではありません。実際の相談では「音が丸聞こえ」「エアコンが効かない」「物置き部屋ができただけ」という声が後から出てきます。ここを最初に押さえておくと、同じ工事金額でも満足度がまるで変わります。
壁の中身でここまで変わる1ldkを2ldkにリフォームの防音性能
間仕切り壁は、表面のクロスより中身の構造で性能が決まります。よくある仕様と体感の違いを整理すると次のようになります。
| 壁の仕様 | 工事内容のイメージ | 体感レベル |
|---|---|---|
| 石膏ボード片面のみ | 既存壁にボードを1枚追加 | 声・テレビ音がそのまま |
| 両面ボード+グラスウール | 軽量鉄骨の中に断熱材を充填 | 日常会話はやや聞こえにくい |
| 両面二重ボード+防音シート | 厚みを増やし隙間処理も徹底 | ドア下以外からはかなり抑えられる |
子供部屋や在宅ワーク用の部屋にするなら、少なくともグラスウール入り+両面ボードは欲しいところです。私の視点で言いますと、上下階トラブルが起きるケースは、壁そのものより「コンセント周りや配管周りの隙間処理」が甘い現場に集中しています。
チェックすべきポイントは次の通りです。
-
コンセントボックスの周囲を気密パテでふさいでいるか
-
天井裏まで壁を立ち上げているか(梁で止めていないか)
-
ドア下のアンダーカットをどの程度空けるか
防音性能を上げても、ドア下が大きく開いていると音と声はそこから漏れます。予算をかける場所を壁かドア周りかで分配する発想が重要です。
仕切ったら寒い?暑い?1ldkを2ldkにリフォームするエアコン設計の落とし穴
1ldk時代はエアコン1台で十分でも、2部屋に分けると一気に条件が変わります。よくある失敗は「エアコンはそのまま」「壁だけ増やす」パターンです。
| パターン | よく起こる問題 | 事前に検討すべき対策 |
|---|---|---|
| エアコン1台のまま | 片側が暑い・寒い / 電気代が増える | 室内窓・欄間開口・サーキュレーター前提で設計 |
| 2台設置 | 配管経路が複雑 / 室外機置場不足 | 室外機の台数制限・バルコニー動線の確認 |
| マルチエアコン | 機器が高額 / 故障時の影響が大きい | 長期的な交換費用まで含めた試算 |
特にマンションの場合、配管ルートと室外機の置き場が強い制約になります。間取りだけ先に決めてしまうと、「そもそもエアコン配管が通らない」という事態にもなります。
エアコン1台運用を前提にする場合は、次のような設計が現実的です。
-
ドア上部に欄間を設けて空気を回す
-
室内窓で視線と音をコントロールしつつ空気を共有
-
サーキュレーター用のコンセント位置をあらかじめ計画
逆に、防音を優先して壁とドアを密閉すると、今度は空気が動かず暑さ寒さが極端になります。防音と冷暖房はシーソー関係と考え、どちらを優先するか家族で決めてから仕様を選ぶと失敗が減ります。
2ldkにしたのに物があふれる!?1ldkを2ldkにリフォームで起こりやすい収納ミス
部屋数を増やす工事でよくあるのが、「収納量が減ったのに、物はそのまま」というパターンです。結果として、新しくできた部屋が荷物置きになり、生活の質がむしろ下がることがあります。
1部屋を2部屋に分けるときに起きやすい変化は次の通りです。
-
元の大きなクローゼットが半分に割られ、どちらの部屋も中途半端な収納になる
-
廊下側の物入れを削って出入り口を作り、共用収納が消える
-
ベッドを2台置いた時点で通路がなくなり、収納扉が開けづらくなる
これを避けるには、「部屋」ではなく収納量で比較する表を作ると判断しやすくなります。
| 項目 | 変更前1ldk | 変更後2部屋案A | 変更後2部屋案B |
|---|---|---|---|
| ハンガーパイプ延長合計 | 3m | 2m | 3.5m |
| 収納内部の奥行き | 650mm | 600mm | 650mm+可動棚 |
| 共用収納(玄関・廊下) | 大1か所 | 無し | 中1か所 |
計画段階で、家族の持ち物をおおよそで構わないので数えてみると、必要な収納量の目安が見えてきます。
-
スーツ・シャツ・ワンピースなどハンガーに掛ける服の枚数
-
季節家電やスーツケース、子どもの作品やアルバム類
-
在宅ワークで使う書類やPC機器
これらを基準に、「部屋を増やす代わりにどこまで収納を削れるか」を冷静に確認しておくことが重要です。特に子育て世帯は、子どもの成長とともに必要な収納量が右肩上がりになるため、収納をギリギリで組むと数年後に必ず行き詰まります。
防音・冷暖房・収納は、どれも図面上では数字でしか見えませんが、住み始めてからのストレスに直結します。費用を抑えたい場合こそ、この3点だけは優先順位を上げて設計を詰めておくと、同じ予算でも「納得度の高い2ldk」に近づきます。
500万円と1000万円でここまで違う!予算別1ldkを2ldkにリフォームできる範囲ガイド
「どこまでお金をかけるか」で、仕上がりだけでなく住み心地と失敗リスクがまるで別物になります。ここでは、現場でよく出る3つの予算帯ごとに、リアルなラインを整理します。
100万円台で実現できる!お手軽1ldkを2ldkにリフォームプランのリアル
100万円台は、あくまで「部屋数を増やす」ことに特化したミニマムプランです。
できる内容の目安
-
間仕切り壁の新設(石膏ボード壁)
-
片開きドアまたは引き戸1カ所
-
クロス貼り替え(新設部+周辺の一部)
-
コンセント・スイッチの移設少々
代表的な工事イメージを整理すると、次のようになります。
| 予算帯 | 主な工事内容 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 100万〜180万円前後 | 壁+ドア新設、内装一部 | 子供部屋をとりあえず確保したい、同棲カップルの寝室とワークスペース分離 | 防音性能・収納・エアコン計画は最低限になりがち |
実務では、防音材やドアのグレードを少し良くすると、あっという間に20〜30万円は増えます。特に子供部屋用なら、壁の中にグラスウールを入れるかどうかで、生活音のストレスが大きく変わります。
築30年前後のマンションでは、壁を立てる前の床下点検で配管腐食が見つかり、追加補修が発生するケースも多く、ここを見込んだ予備費を1〜2割は持っておきたいところです。
500万円前後で狙える設備込みの1ldkを2ldkにリフォームプラン
500万円前後になると、「部屋数アップ+内装一新+一部設備交換」という、最も現実的で満足度の高いゾーンに入ります。
この予算帯でよく組み合わせる工事は次の通りです。
-
間取り変更(1部屋を2部屋に分ける+収納新設)
-
フローリング全面張り替え
-
クロス全面張り替え
-
システムキッチン交換(ミドルグレード)
-
照明計画の見直し(ダウンライト・配線変更)
-
エアコンの増設や位置変更
ポイントは、「触らない場所」をあえて決めてコストを締めることです。
| 工事項目 | やるパターン | やめるパターン |
|---|---|---|
| キッチン交換 | 子育て世帯・長く住む前提 | 賃貸用、売却前の最低限リフォーム |
| 浴室・トイレ交換 | 築30年以上で傷みが大きい場合 | 予算を間仕切りと内装優先にする場合 |
| 建具一式交換 | デザイン重視、段差解消したい場合 | 既存建具がまだ使える場合 |
500万円前後を使うなら、収納と防音と冷暖房をセットで設計するのが肝心です。間仕切りだけ増やして収納を削ると、2部屋になった瞬間に物があふれ、体感的には「狭くなっただけ」という声も少なくありません。
私の視点で言いますと、共働き子育て世帯はこのゾーンで「キッチン+床+間取り+収納」をバランス良く整えたときが、コストと満足度のバランスが最も良いと感じます。
1000万円クラス本格フルリノベ1ldkを2ldkにリフォームの価値と落とし穴
1000万円規模になると、スケルトンに近い本格的なリノベーションが視野に入ります。配管や配線、断熱、間取りを根本から見直し、中古マンションを「新築同等」に近づけるイメージです。
よくある工事内容は次のようなボリュームです。
-
間取りの大幅変更(LDK位置変更、ウォークインクローゼット新設など)
-
キッチン・浴室・トイレ・洗面の水回り設備フル交換
-
給排水配管の更新、電気配線の引き直し
-
フローリング・建具・収納の全面刷新
-
断熱・防音性能の強化(床・壁・天井)
ここまで行う価値が高いのは、次のようなケースです。
-
築30年以上で設備や配管の寿命が気になる
-
将来の売却より「自分たちの理想の住まい」を優先
-
LDKの位置やサイズから根本的に見直したい
一方で、かけ過ぎの落とし穴もはっきりあります。
| 視点 | メリット | 落とし穴 |
|---|---|---|
| 住み心地 | 設備・断熱・防音が大幅向上 | 工期が長く仮住まい費用も発生 |
| 資産価値 | 築古でも内装は新築級 | 立地や広さ以上の価格では売れない |
| 投資効率 | 長期居住なら回収しやすい | 数年で住み替えると費用回収が難しい |
特にファミリー向けマンションでは、周辺の相場や広さを考えずに1000万円超のリノベーションをすると、将来売るときに工事費の大半が「自己満足」で終わる可能性があります。予算がここまで伸ばせる場合ほど、「何年住むか」「売却時にどの価格帯で動くエリアか」を冷静に確認しておくことが重要です。
見積もりで差がつく!1ldkから2ldkへリフォーム費用を業者選びで後悔しないためのコツ
マンションの間取り変更は、同じ2部屋増設プランでも見積書次第で「新車1台分」くらい平気で差が出ます。ここを読み解けるかどうかが、満足リフォームか後悔リフォームかの分かれ道になります。
同じ2ldkプランでも費用が数百万円違う理由
ぱっと見、同じような図面なのに総額が大きく違う時は、次のどこかに差が潜んでいます。
| 比較ポイント | 安い見積もりで削られがち | 高い見積もりで含まれがち |
|---|---|---|
| 解体・撤去 | 概算・一式で少なめ | 壁内や床下の想定を細かく計上 |
| 下地補修 | 「必要時別途」 | コンクリ補修や配管まわりを事前計上 |
| 防音・断熱 | ボード1枚・吸音材なし | 二重ボード・グラスウール・防音シート |
| 電気・配線 | 既存流用前提 | コンセント増設・LAN・照明計画込み |
| 管理組合対応 | 施主対応前提 | 申請図面・書類・近隣挨拶まで含む |
特に築30年前後のマンションでは、解体してみたら床下配管が腐食していて補修が必須になるケースがよくあります。ここを「一式・別途精算」にしているか、「想定補修費を先に入れているか」で、後からの追加請求の有無が変わります。
私の視点で言いますと、安い見積もりほど「やってみないと分からない部分」があいまいなままになっていることが多いです。
マンション間取り変更に強い業者と弱い業者の見分け方
マンションリフォームが得意な会社かどうかは、営業トークよりも質問の質で分かれます。打ち合わせで、次のような話を自分からしてくるかチェックしてみてください。
-
構造について
- 壁式かラーメン構造かを図面で確認する
- 「この壁は壊せない」「ここは配管ルートだから触れない」と線を引いて説明する
-
管理規約について
- まず管理規約・使用細則を見せてほしいと言う
- フローリングの遮音等級や工事時間帯の制限を口にする
-
音と空調について
- 子ども部屋か在宅ワークかで、防音仕様を変える提案をする
- エアコン一台運用か、増設前提かで間仕切り位置を変える
これらが出てこない業者は、戸建て中心でマンションの管理組合対応に慣れていない可能性が高いです。逆に、管理組合への事前挨拶や申請図面の作成まで当たり前のように話す会社は、間取り変更の場数を踏んでいると考えやすいです。
実際のトラブル事例でわかる契約前の確認ポイント5選
よくあるトラブルのパターンから、「契約前に必ず聞いておくべきこと」を5つに絞ると次の通りです。
-
追加工事のルール
- 想定外の配管劣化や下地不良が出た場合、写真付きで説明したうえで見積書を出し直すのか、それとも口頭了承で進めるのか。ここを曖昧にしないことが、予算オーバー防止になります。
-
防音仕様の具体レベル
- 壁の中に何ミリのボードを何枚貼るのか、グラスウールは何ミリを入れるのか、ドアの隙間処理はどうするのか。子ども部屋や在宅ワーク用なら、ここを数字で確認しておくべきです。
-
エアコン・換気の扱い
- 既存エアコンを流用するのか、新規設置か、配管ルートはどうするのか。部屋を分けたあとに「夏だけサウナ部屋」になりがちな失敗を防ぐチェックポイントです。
-
収納計画とコンセント位置
- 間仕切りを増やすと、意外と削られるのが収納とコンセントです。家具の配置を一緒に確認しながら、図面上で「ここに何を置くのか」を確かめておくと、住み始めてからの不満が減ります。
-
管理組合への申請範囲とスケジュール
- 誰が申請図面を作るのか、工事日程が承認されなかった場合どうリスケするのか。ここを詰めずに進めると、着工が1〜2カ月平気で遅れることがあります。
これらを一つずつ業者にぶつけてみて、答えが具体的でブレない会社ほど、1ldkから2ldkへのリフォームでも「予算内で、想定通りの住み心地」に近づきます。見積書は単なる金額の紙ではなく、その会社の現場力と想像力の通知表としてじっくり読み込んでみてください。
千葉や船橋で1ldkを2ldkにリフォームするなら知っておきたい地域密着情報
「部屋を増やしたい、でも引っ越しはしたくない。」千葉や船橋エリアでこの悩みが一気に増えたのが、在宅勤務と子育てが重なったここ数年です。表の数字だけでは見えてこない、地域ならではのリアルを押さえておくと、ムダな工事金額をかなり抑えやすくなります。
千葉県築古マンションの1ldkを2ldkにリフォーム需要と最新事情
千葉の湾岸・総武線沿線は、築25〜35年前後の中古マンションが多く、1LDKから2LDKへの間取り変更ニーズが強いゾーンです。体感としては「子どもが生まれた共働き世帯」と「在宅ワーク用の個室がほしい世帯」が中心です。
代表的な相談パターンを整理すると次のようになります。
| エリア感覚 | 物件の特徴 | よくある要望 |
|---|---|---|
| 船橋・津田沼周辺 | 50平米前後の1LDK | 子ども部屋用に個室追加、防音強め |
| 市川・本八幡周辺 | 駅近・築古マンション | 将来売却を見据えた2LDK化 |
| 習志野・幕張周辺 | 40平米台前半 | 間仕切り中心の低予算プラン |
築30年前後になると、間仕切りだけのつもりが、解体後に配管腐食や下地劣化が見つかり、追加費用が発生しやすくなります。ここを想定しておくかどうかで、予算の安心感がまったく変わってきます。
外壁塗装や屋根リフォームと合わせて1ldkを2ldkにリフォームするタイミング
マンションでも戸建てでも、「外まわりの工事」と「内装・間取り変更」をバラバラに行うと、結果的にコスト高になりやすいです。理由はシンプルで、足場や仮設、管理会社との調整など、重複する準備費用が多いからです。
セットで検討するときの目安は次の通りです。
-
築20〜25年で大規模修繕や外壁塗装の話が出ている
-
室内設備もそろそろ交換時期(キッチン・浴室・トイレなど)
-
将来10年以上は住み続ける予定がある
このタイミングで、外装と一緒にLDKの間取り変更を計画すると、工期をまとめやすく、仮住まい期間も短くできます。私の視点で言いますと、「外壁は今、室内は数年後に…」と段階的に分けるより、一度腰を据えて予算と優先順位を整理した方が、手残り(実際の生活の満足度)は高くなりがちです。
リフレクトに1ldkを2ldkにリフォームで相談するなら持参すると良い情報リスト
地域の施工会社に相談するとき、情報がそろっているほど見積の精度とスピードが一気に上がります。特に千葉・船橋エリアのマンションは、管理規約や構造が物件ごとにかなり違うため、事前準備が効いてきます。
初回相談で持っていくと話が早くなるものをまとめます。
-
現在の間取り図(あればリフォーム履歴も)
-
マンションの管理規約・細則(床材や防音等級の決まりが分かる部分)
-
築年数と面積、構造種別(パンフレットや重要事項説明書でも可)
-
予算の上限と「絶対に優先したいこと」を3つまで書いたメモ
-
家族構成と5〜10年後の暮らし方のイメージ(子どもの成長や在宅勤務の有無など)
この5点がそろっているだけで、「壁1枚追加の最低限プラン」「設備も含めた中規模プラン」「将来のフルリノベを見据えた段階的プラン」の3案を比較しながら、千葉エリアの相場感に合った提案を受けやすくなります。数字だけの相場ではなく、家族のストーリーに合った工事内容を選ぶことが、後悔しない2LDK化への近道になります。
著者紹介
著者 – リフレクト
1ldkを2ldkに変えたいと相談を受けると、「壁を一枚足すだけでしょ」とおっしゃる方が多いです。ところが現場を開けてみると、構造上どうしても抜けない壁だったり、エアコンの風が届かなくなったり、子ども部屋にしたのに音が筒抜けで勉強に集中できない、といった声に変わってしまうケースを何度も見てきました。
千葉・東京・神奈川・埼玉で積み重ねてきた3,000件超の施工の中でも、1ldkから2ldkへの変更は、費用の振れ幅と満足度の差が特に大きい工事です。管理規約の読み違いで工期が延びたことや、安さを優先した結果、収納と動線に無理が出て、数年で再相談をいただいたこともあります。
同棲から子育て、賃貸運用まで、お客様の事情は一つとして同じではありません。このガイドでは、私たちが実際に悩みながら調整してきたポイントを、メリットだけでなく「やめた方がいい」パターンも含めて整理しました。図面と見積書だけでは分からない、工事後の暮らし方まで想像してもらうために、現場で得た感覚をできる限り言葉にしています。






















