壁を移動するリフォームの費用相場!床の段差や壊せない壁の失敗を防ぐ全知識
2026.08.21 (Fri) 更新

間取り変更や部屋の拡張に伴い、既存の間仕切りをずらして空間をつくり直したいと考える方は少なくありません。しかし、壁を移動するリフォームは単なる解体と新設の足し算ではなく、床や天井の補修、電気配線の移設が連動する複合工事です。ネット上の格安な撤去費用だけを信じて計画を進めると、解体後に露出した床下地を塞ぐ見切り材の段差につまずいたり、壁内の隠蔽配管による想定外の追加費用が発生したりして、予算も生活動線も大きく狂うことになります。
さらに、木造住宅の耐力壁やマンションの壁式構造のように、建物の安全上そもそも動かせない壁が存在する点も見落とせません。工事の成否を分けるのは、構造上の移動可否を正確に見極め、床や壁の取り合いまで見据えた総額費用を把握できているかどうかです。
この記事では、ネットの概算見積もりに潜む盲点から、構造別の移動可否基準、現場で多発する配線トラブルの回避策までを網羅しました。壊せない壁を活かす代替アイデアや信頼できる施工業者の見極め方も提示しています。数十万円単位の無駄な出費と工事後の後悔を防ぎ、理想の住空間を確実に実現するための判断基準としてお役立てください。
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壁を移動するリフォームは単なる撤去と何が違う?知っておくべき工事の全体像
子供の成長に合わせて部屋を仕切り直したいときや、手狭に感じるリビングを広げたいとき、既存の間仕切りをずらす工事はとても魅力的な選択肢です。
しかし、壁を別の位置へずらす作業は、単に壁を取り払うだけの工事とは中身がまったく異なります。
一見するとシンプルな模様替えのように思えますが、実は解体から床や天井の復旧、さらには設備や配線の再構築までが複雑に絡み合う総合的なリノベーション工事です。
まずは、どのような工程と仕組みで空間が作り替えられるのか、その全体像をしっかり掴んでいきましょう。
壊して新しく立てるだけでは終わらない理由
壁の位置をずらす際、多くの方が「今の壁を壊して、数メートル横に新しい壁を立てるだけ」と想像しがちです。
ところが実際の現場では、壁を撤去した瞬間から周囲の床や壁、天井に隠れていた様々な課題が一気に表面化します。
住宅の内装は、間仕切り壁が先に立っている状態で床材を張り、その境目に巾木を回し、壁紙で仕上げるという順番で作られています。
そのため、壁を取り払った場所には当然ながらフローリングが存在せず、下地の合板やコンクリートがむき出しの状態になってしまいます。
天井も同様で、壁があったラインだけ石膏ボードが途切れていたり、照明用の配線が中途半端に残ったりします。
単に空間を仕切り直すだけでなく、解体によって生じる周囲の欠損をいかに違和感なく修復し、一つの美しい部屋として再統合できるかが、この工事の成否を分けるポイントになります。
壁の移動で同時に発生する4つの必須工事
間仕切りをずらして理想の間取りを形にするためには、壁そのものの造作以外にも必ず連動して発生する付帯工事があります。
| 工事項目 | 具体的な作業内容 | 見落とした場合のリスク |
|---|---|---|
| 床の補修・張り替え | 壁の跡地を埋め、段差解消や全面重ね張りを行う | 見切り材の段差でつまずき、色の差が目立つ |
| 天井と壁のクロス復旧 | 既存と新設の境目を下地処理し、壁紙を一新する | 継ぎ目が目立ち、空間全体の美観が崩れる |
| 電気・スイッチの移設 | 壁内を通るスイッチやコンセント配線を迂回・新設する | 照明のオンオフ動線が悪くなり、配線が露出する |
| 空調や換気経路の再設計 | 部屋の容積変化に合わせてエアコン位置や給排気を調整 | 冷暖房の効率が落ちて光熱費が高騰する |
特に現場で頭を悩ませやすいのが電気配線です。
壁の中には、その部屋のスイッチだけでなく、隣室や階下へ送るための太い幹線ケーブルが通っているケースが少なくありません。
それらを安全に迂回させ、使い勝手の良い位置にコンセントやスイッチを再配置する作業は、快適な住まいづくりに欠かせない工程です。
住みながら工事はできる?工事期間と生活への影響
大規模な間取り変更となると仮住まいが必要か心配になる方も多いですが、部分的な間仕切りの位置変更であれば、基本的には住みながらの工事が可能です。
一般的な6畳から8畳程度の空間で壁の位置をずらす場合、標準的な工事期間はおよそ3日から1週間程度が目安となります。
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1日目:家具の養生、既存壁の解体、廃材の搬出
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2日目:電気配線の移設、新しい壁の下地木工事
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3日目:床の補修工事、下地合板の調整
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4日目:石膏ボード張り、パテによる段差処理
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5日目:クロス貼り仕上げ、スイッチプレートなどの復旧
解体を行う初日は大きな音や振動、細かい粉塵が発生するため、作業エリアをビニールシートで徹底的に遮断する養生が欠かせません。
また、工事中は資材の仮置きスペースや職人の出入り動線を確保する必要があるため、生活空間が一時的に制限される点には配慮しておくと安心です。
壁を移動するリフォームの費用相場!ネットの格安表示に騙されない総額のリアル
ネット広告で見かける「壁の撤去工事が5万円から」という格安の金額表示を見て、手軽に部屋を広げられると期待してしまう方は少なくありません。しかし、現場の職人目線からお伝えすると、この表示額だけで壁を移動できるケースはまずあり得ません。
壁を移動する工事は「既存の壁を壊す」「別の場所に新しく壁を立てる」という単純な作業だけでなく、解体した箇所の床や天井の復旧、スイッチやコンセントの移設といった複合的な工程が必ずセットになります。広告の格安料金はあくまで「解体作業のみ」を切り取った金額であり、住まいとして美しく仕上げるための総額とはかけ離れているのが現実です。
実際の工事で後から予算オーバーにならないよう、工事全体の費用相場と見積もりの内訳を正しく把握しておきましょう。
間取り変更の規模別に見る概算費用の目安
壁を移動させて部屋の配置を変える場合、移動させる壁の長さや隣接する部屋の状況によって費用が大きく変動します。
| 工事の規模・内容 | 費用の目安 | 主な工事内容 |
|---|---|---|
| 洋室の間仕切り壁をずらす(6畳間同士など) | 約35万〜60万円 | 既存壁解体、新規間仕切り壁造作、部分的な床・クロス補修、スイッチ移設 |
| 収納スペースの拡張・位置変更(クローゼット等) | 約25万〜45万円 | 既存壁・内部棚解体、新規壁・折れ戸設置、内部クロス仕上げ |
| LDKと隣接する和室の壁を移動してLDK拡張 | 約80万〜150万円 | 壁解体、天井・床の段差解消、広範囲の床張り替え、照明配線移設 |
単に壁を1メートル横へずらすだけでも、解体費用と新設費用に加えて周辺の補修費がかかるため、最低でも30万円以上の予算を見ておく必要があります。
見積書で絶対に見落としてはいけない床と天井の補修費
壁を撤去した瞬間、今まで壁が埋まっていた部分の床にはフローリングが存在せず、下地の合板やコンクリートがむき出しの状態になります。この溝をどう塞ぐかが、見積もり金額を大きく左右する重要なポイントです。
費用を安く抑えるために「床見切り材」と呼ばれる部材を溝に埋め込んで段差を塞ぐ方法もありますが、生活動線の真ん中に不自然な仕切り線が入り、数ミリの段差につまずく原因にもなります。美しさと安全性を保つためには、繋がる2部屋分のフローリングを一新するか、既存の床の上に新しい床材を重ね張りする工事が欠かせません。
天井に関しても同様で、壁を取り払った跡にはクロスが貼られていない下地の下がり壁や段差が残ります。違和感のないフラットな天井に仕上げるには、下地を組み直して部屋全体のクロスを貼り替える費用を見積もりに含めておく必要があります。
スイッチやコンセントの移設に伴う電気工事の追加費用
撤去する壁の中に、照明のスイッチやエアコン用コンセント、テレビのアンテナ端子などが設置されている場合は、電気配線の移設費用が発生します。
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スイッチやコンセントの移設・新設(1箇所あたり約1万〜2万円)
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壁内部を通る電気幹線の迂回・結線工事(約2万〜4万円)
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照明器具の増設に伴う配線引き回し(約1.5万〜3万円)
壁を解体した段階で、想定していなかった配線が壁体内を通っていることが判明するケースも現場では珍しくありません。電気配線の処理を甘く見ていると、希望の位置に家具が置けなくなったり、家電のコードが部屋中を這うことになったりするため、見積もりの段階で配線のルートまでしっかり業者と確認しておくことが大切です。
自宅の壁は本当に動かせる?構造別の移動可否チェックガイド
壁を移動するリフォームを計画する際、最初に突き当たるのが構造上の限界です。間取り図の上では数センチ動かすだけの単純な作業に見えても、建物の骨組みによっては壁を1枚も動かせないケースが存在します。
住まいの構造ごとに移動できる壁と動かせない壁の境界線を正しく把握しておきましょう。
| 建物構造のタイプ | 壁の移動・撤去の難易度 | 主な制約と注意点 |
|---|---|---|
| 在来木造(軸組工法) | 比較的柔軟に対応可能 | 耐力壁や筋交いの位置によって補強が必要 |
| 2×4・プレハブ工法 | 難易度が高い(制限大) | 壁全体で建物を支えているため撤去が困難 |
| マンション(ラーメン構造) | 専有部分の間仕切りなら自由度高 | パイプスペース(PS)や換気ダクトは移動不可 |
| マンション(壁式構造) | 室内でも動かせない壁が多い | 構造壁(コンクリート壁)の解体は完全不可 |
木造一戸建てで抜いてはいけない耐力壁と筋交いの見分け方
日本の一般的な木造住宅である在来軸組工法では、柱と梁で家を支えています。部屋を仕切るだけの雑壁であれば問題なく撤去や移動が可能です。
一方で、地震や強風の横揺れに耐える役割を持つ耐力壁や、内部に斜めの木材が入った筋交いは安易に撤去できません。耐力壁を無計画に外してしまうと、建物全体の耐震バランスが大きく崩れてしまいます。
簡易的な見分け方として、壁を軽く叩いて中空の軽い音がする場合は単なる間仕切り壁の可能性が高く、硬く詰まった音がする場合は耐力壁や筋交いが入っている疑いがあります。
ただし、石膏ボードの裏側に構造用合板が貼られている耐力壁もあるため、叩いた音だけで自己判断するのは非常に危険です。必ず建築時の構造図面を確認し、必要に応じて別の場所に耐力壁を新設する補強計画を立てる必要があります。
2×4工法やプレハブ工法で間取り変更が難しい理由
2×4(ツーバイフォー)工法やハウスメーカー独自のプレハブ工法は、面で家全体を支える箱構造を採用しています。木造軸組工法が柱や梁という線で支えているのに対し、床や壁という面全体で荷重を受け止める仕組みです。
そのため、室内の間仕切り壁に見える場所であっても、上階の重みを支える耐力壁として計算されているケースが少なくありません。一部の壁を取り払うだけで建物全体の強度が著しく低下するため、メーカーの設計基準によって壁の移動が厳しく制限されます。
図面上で耐力壁に指定されている壁は位置の変更が基本的にできません。リフォームを検討する際は、新築時のハウスメーカーに確認を取るか、工法の特徴に精通した専門家による事前調査が欠かせません。
マンションのラーメン構造と壁式構造による決定的な違い
マンションの構造は、大きく分けてラーメン構造と壁式構造の2種類に分かれます。
柱と太い梁で建物を支えるラーメン構造の中高層マンションであれば、住戸内にある間仕切り壁の多くは構造に関係のない壁です。そのため、壁を別の位置へ動かして部屋を広げる工事もスムーズに進められます。
反対に、5階建て以下の低層マンションに多い壁式構造は、室内のコンクリート壁そのものが建物を支える柱の役割を果たしています。室内を叩いてコンクリートの手応えがある構造壁は、共用部分と同等の扱いとなり一切解体できません。
さらにラーメン構造であっても、上下階を貫通している排水用のパイプスペースや給排気ダクトが通る壁は位置を動かせないため、間取りのレイアウトには一定の制約が生じます。
管理規約の壁!管理組合への申請手順と着工までのスケジュール
マンションで壁を移動するリフォームを実施する場合、建物の構造だけでなく管理規約の確認が必須となります。
専有部分の工事であっても、壁の解体には大きな騒音や振動が伴うため、管理組合への事前申請と承認手続きが必要です。一般的な申請から着工までのスケジュールは以下の流れで進みます。
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工事の1カ月半前:管理規約を取り寄せ、専有部分の工事制限や遮音基準(フローリングのL値など)を確認する
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工事の1カ月前:設計図面や仕様書、工程表を揃えて管理組合や理事会へ工事申請書を提出する
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工事の2週間前:理事会の承認(承認書の受領)が下りた後、近隣住民への工事挨拶を実施する
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工事開始:養生作業を行い、規約で定められた作業時間帯を厳守して解体・造作を進める
申請から承認が下りるまでに2週間から1カ月程度かかる場合もあります。引越しや新生活の時期に合わせるためには、余裕を持ったスケジュール管理が成功の鍵を握ります。
現場で多発!壁を移動するリフォームでよくある失敗と後悔ポイント
図面の上では完璧に見える間取り変更でも、実際の現場では解体して初めて表面化する想定外のトラブルが少なくありません。壁を移動するリフォームを進める前に、多くの施主様が直面したリアルな失敗例と回避策を頭に入れておきましょう。
壁を撤去した跡の床見切り材が生活動線でつまずきと後悔を生む
既存の壁を取り払うと、壁が立っていた部分の床にはフローリングが存在せず、下地がそのまま露出します。この溝を最も安価に埋める方法が「見切り材」と呼ばれる部材を渡す処置ですが、ここに大きな落とし穴があります。
| 補修方法 | メリット | デメリット・生活への影響 |
|---|---|---|
| 見切り材で塞ぐ | 工期が短く費用を数万円に抑えられる | 数ミリの段差が生じ、部屋の中央でつまずきやすくなる。色柄の違いが目立つ |
| 既存床の部分補修 | 工事範囲を最小限に抑えられる | 経年変化した既存床と新しい床材の色が合わず、継ぎ接ぎ感が残る |
| 部屋全体の重ね張り(上張り) | 段差が一切なくなり、新品同様の美しい仕上がりになる | 床工事の追加費用として十数万円以上の予算が必要になる |
人の行き来が多い動線上に中途半端な見切り材が入ると、日々の生活で足を引っ掛けたり、ロボット掃除機が乗り越えられなかったりする原因になります。美観と安全性を両立させるなら、部分補修ではなく部屋全体の床を一新する計画を最初から見込んでおくのが賢明です。
解体したら壁の中に想定外の配線や配管が通っていたトラブル
壁の内部は空洞ではなく、家全体のライフラインが通るトンネルのような役割を果たしています。いざ石膏ボードを壊してみると、図面に載っていない電気配線や設備配管が壁の中を縦断しているケースが珍しくありません。
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スイッチやコンセントの配線だけでなく、分電盤から家中へ伸びる電気幹線が通っていた
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上階のトイレや浴室につながる給排水管や通気管が埋設されていた
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エアコンの冷媒管が壁の内部を斜めに貫通していた
これらの配管や配線は簡単に切断や撤去ができないため、迂回工事に伴う追加費用が発生したり、配管を隠すための「ふかし壁」や「化粧柱」を室内に残さざるを得なくなったりすることがあります。
部屋を広げたのにエアコンの効きが悪く電気代が跳ね上がる罠
2つの小さな部屋を1つの広々とした空間に統合した場合、見落としがちなのが空調設備の能力不足です。
壁をなくして空間の容積が2倍になれば、従来の6畳用エアコンでは部屋全体を冷暖房できません。設定温度まで下げるためにエアコンが常にフル稼働し、電気代が跳ね上がるだけでなく、室内がなかなか快適な温度にならないという不満が生じます。
部屋を拡張する際は、畳数に合わせたエアコンの買い替えや、200V電源への切り替え工事、熱を逃がさないための断熱リフォームもセットで検討する必要があります。
相談時のLINEやメールで見られる施主の不安とプロの現場回答
間取り変更を検討中のお客様から、オンライン相談で頻繁に寄せられるリアルな質問と、現場視点からの具体的な回答をご紹介します。
Q1. 「ネットで壁撤去5万円と見ましたが、壁を動かす工事も10万円台で収まりますか?」
現場の回答:壁を動かす工事は「撤去・新設・床補修・天井補修・電気移設」の5工程が重なるため、10万円台で完結することは構造上あり得ません。床や天井の仕上げまで含めると、最低でも30万円から50万円前後の総額予算を想定しておく必要があります。
Q2. 「マンションのコンクリート壁のように見える間仕切りは動かせますか?」
現場の回答:叩いたときに硬く重い音がする壁は、建物を支える構造壁(耐力壁)の可能性が高く、規約上も構造上も撤去や移動ができません。叩いてコンコンと軽い音がする石膏ボードの間仕切り壁であれば、管理組合への申請を経て移動が可能です。
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壊せない壁でも諦めない!費用を抑えて理想の空間をつくる代替アイデア
木造住宅の筋交いやマンションのコンクリート耐震壁など、構造上どうしても動かせない壁に直面しても、理想の間取りを諦める必要はありません。壁を完全に壊して作り直す大掛かりな工事を選ばなくても、発想を少し転換するだけで、コストを大幅に抑えながら広がりや機能性を手に入れる手法が現場には豊富にあります。
撤去や新設に伴う床・天井の補修費を抑えつつ、空間の使い勝手を劇的に向上させる3つの現実的な代替アプローチをご紹介します。
引き戸や可動間仕切りで用途に合わせて部屋を可変させる
壁を固定位置に新設してしまうと、将来の生活スタイルの変化に柔軟に対応できなくなります。そこで活躍するのが、天井レールを活用した引き戸や可動式間仕切りです。
床にレールを埋め込まずに済む上吊り式引き戸を採用すれば、既存のフローリングを傷つけるリスクを抑え、段差のないバリアフリーな空間を維持できます。普段は扉を開け放って広々としたLDKとして使い、来客時やテレワーク時だけ閉めて個室化するといった柔軟な運用が可能です。
| 間仕切りの種類 | 主なメリット | 費用感の目安 | 床への影響 |
|---|---|---|---|
| 上吊り式引き戸 | 床面に段差ができず掃除がしやすい | 約15万〜35万円 | レール不要で既存床を活用可能 |
| 可動間仕切り折れ戸 | 開口部を大きく開放できる | 約20万〜45万円 | 下レール設置の有無で工法が変化 |
| 造作の固定壁新設 | 遮音性や耐荷重性が高い | 約10万〜25万円 | 床と天井への下地固定工事が必須 |
固定壁を立て直すよりも工期が短く、将来家族構成が変わった際にも再リフォームの手間を最小限に抑えられる点が大きな強みです。
壁を完全に抜かずに室内窓やデコ窓で開放感と採光を確保する
耐力壁やコンクリート壁のように「壁自体を壊せない」ケースや、壁の中に配線・配管が集約されていて撤去費用が跳ね上がるケースでは、壁の一部だけをくり抜いて室内窓(デコ窓)を設置する手法が極めて有効です。
部屋同士を視覚的につなぐことで、壁を壊さなくても圧迫感を一気に解消できます。奥まった場所にある暗い部屋へ自然光を届けたり、家族の気配を感じられる風通しの良いレイアウトを低予算で実現できます。
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開閉タイプを選べば家全体の通風性が向上し湿気対策になる
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アイアン調や木目調のフレームを選ぶことで空間のアクセントになる
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壁全面の解体・補修を行わないため工事範囲を局所化できる
全面的な間取り変更に比べて解体範囲が限定されるため、廃材処分費やクロス復旧費をぐっと抑えられます。
両面から使える間仕切り収納家具で空間を美しく仕切る
壁を物理的に動かして部屋を狭めるのではなく、収納家具そのものを間仕切りとして配置するアイデアも現場でよく採用されます。
天井までの高さがあるシステム収納や、両側から物の出し入れができる造作家具を配置すれば、新たな壁を大工工事で立てる必要がありません。収納力を大幅に増やしながら、視線を自然に遮るゾーニングが完成します。
現場で多くの間取り変更を手掛けてきた立場からお伝えすると、壁を新設して部屋を区切った結果「家具を置くスペースが足りなくなった」と後悔される方は少なくありません。両面収納を活用すれば、壁の厚みそのものを収納スペースとして有効活用できるため、居住スペースを圧迫せずに整った暮らしを叶えられます。
後悔しないリフォーム会社の選び方!構造を理解するプロを見極める基準
壁を移動するリフォームを成功させる最大の鍵は、図面の上だけで判断せず、建物の構造と現場の納まりを両方理解している業者を選ぶことです。
壁を取り払って別の場所へ作り直す作業は、単なる内装の貼り替えとは異なり、建物の強度や床下の状態、見えない配線ルートまで見抜く総合的な技術力が求められます。依頼先を誤ると、工事が始まってから数十万円単位の追加費用が発生したり、床に不自然な段差が残ったりする原因になりかねません。
契約前にプロの技術力を見極めるための具体的なチェック基準を確認していきましょう。
単なる営業マンではなく現場と構造を熟知した担当者か
現地調査に来る担当者が、建物の構造をどこまで正確に把握できるかが最初の分かれ道です。
木造住宅の筋交いや耐力壁、マンションのコンクリート壁といった構造上動かせない部分を、図面と目視だけで瞬時に見極められる知識が欠かせません。営業トークが得意なだけの担当者だと、契約後に職人から「この壁は抜けません」と言われ、計画が根本から崩れてしまうケースが現場では後を絶ちません。
| 確認すべきポイント | 優秀な担当者の行動 | 注意したい担当者の特徴 |
|---|---|---|
| 構造の確認方法 | 天井裏や床下、図面を入念にチェックする | 部屋全体をざっと見渡すだけで採寸を終える |
| 解体可否の判断 | 構造計算や梁の向きを論理的に説明する | 「たぶん大丈夫です」と根拠なく即答する |
| 電気や配管の確認 | 壁内を通るスイッチやエアコン配管の移設先まで確認する | 壁の表面だけを見て内装の話に終始する |
現場出身の経験豊富な技術者であれば、壁を叩いたときの音や図面の柱の位置から、壊しても安全な壁かどうかをその場で的確に判断してくれます。
床や天井の納まりまで見据えた明瞭な見積もりを出しているか
壁を移動する工事で最もトラブルが多発するのが、見積書の記載内容の曖昧さです。
ネット広告などで見かける格安の壁解体費用だけを見て依頼すると、壁を撤去した後に下地がむき出しになった床や天井の補修費用が別途請求され、最終的な金額が跳ね上がることがあります。業界の現場視点からお伝えすると、壁があった場所の床下にはフローリングが貼られていないため、見切り材で塞ぐか床全体を重ね張りする補修が絶対に必要になります。
見積書をチェックする際は、以下の項目が明確に記載されているかを必ず確認してください。
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既存壁の解体および廃材処分費
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新設する間仕切り壁の木工事および石膏ボード張り施工費
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壁撤去後の床補修費(見切り材の設置または床材の重ね張り)
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壁撤去後の天井下地補修およびクロス張り分け費用
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スイッチやコンセントの移設に伴う電気配線延長工事費
一式という大雑把な記載ではなく、床や天井の復旧作業まで工程ごとに細かく明記されている見積書を提示してくれる会社なら、工事後の追加費用の心配がなく安心です。
万が一の想定外トラブルに対して複数の代替プランを提示できるか
壁の内部は、実際に石膏ボードを剥がしてみるまで分からない隠れた配線や構造用金物が潜んでいることがあります。
優れたリフォーム会社は、壁を開けたときに想定外の障害物が見つかるリスクを事前に想定し、最初の提案段階で複数のリカバリープランを用意しています。
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壁の中に動かせない電気の幹線が通っていた場合は、一部をデザイン性の高いニッチ壁として残す
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抜けない筋交いが出てきた場合は、あえて化粧柱として露出させ開放的な空間に仕上げる
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床の段差が避けられない場合は、スロープ状の見切り材を加工して安全な動線を確保する
このように、現場で不測の事態が起きても「できません」で終わらせず、空間の魅力を損なわない柔軟な解決策を即座に提示してくれる会社こそ、心から満足できる間取り変更を叶えてくれる本物のパートナーです。
千葉や東京近郊での間取り変更や内装リフォームならリクレアへお任せください
住まいの間取りを見直して家族みんなが快適に過ごせる空間をつくりたいとお考えなら、施工実績と技術力に自信があるリクレアへぜひご相談ください。壁を移動するリフォームは、単純に空間を広げるだけでなく、構造の安全性や床・壁・天井の細かな仕上がりまで見据えた高度な技術が求められます。千葉県船橋市と佐倉市を拠点に、東京、神奈川、埼玉エリアまで幅広く対応し、お客様の理想の住まいづくりを全力でお手伝いいたします。
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私たちが選ばれ続けている理由は、豊富な現場経験に基づく提案力にあります。間取り変更では、図面上だけで判断すると壊せない耐力壁にぶつかったり、撤去後に床の不自然な段差が残ったりといったトラブルが起こりがちです。リクレアでは構造上の安全性を最優先に確保しながら、空間の広がりや採光、日々の家事動線まで計算し尽くした最適なプランをご案内いたします。
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|---|---|
| 豊富な施工実績 | 3,000件以上の現場から培ったノウハウで最適な間取りを提案 |
| 客観的な評価 | リフォームアワードNo.1獲得や地域施工実績上位の実績 |
| 確かな構造診断 | 木造の筋交いやマンションの構造特性を見極めた安全設計 |
| 空間全体の美観設計 | 床の段差や見切り材の違和感を防ぐトータルな内装仕上げ |
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リクレアの大きな強みは、現場を知り尽くした職人出身のスタッフが施工管理を行っている点です。営業主体の会社とは異なり、現場の納まりや壁の内部構造、配管や配線のルートまで深く理解しているため、無駄のないスマートな工事計画を組み立てられます。
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子供部屋を2つに分けたいけれど費用を抑えたい
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リビングと隣の和室をつなげて開放的なLDKにしたい
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自宅の壁が壊せる構造なのかプロに直接見てほしい
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著者紹介
著者 – リクレア
間取り変更のご相談で特に多いのが「部屋を少し広げたいから壁をずらしたい」というご要望です。しかし、壁の移動は単に壊して新しく立て直すだけの単純な作業ではありません。
私たちが千葉や東京近郊で3,000件超の施工を手がけるなかでも、他社様の見積もりで「壁の撤去・新設費」しか計上されておらず、着工後に床の段差補修や電気配線の移設で追加費用が発生してトラブルになったというご相談を数多く受けてきました。実際に壁を解体してみると、内部に想定外の配線が通っていたり、構造上どうしても抜けない耐力壁であったりするケースは珍しくありません。また、床の見切り材による数ミリの段差が、日々の生活で大きなストレスになることも現場で目の当たりにしてきました。
ネット上の格安な費用表示だけを信じて進めると、思わぬ落とし穴にはまります。構造の安全性を見極め、床や天井の補修まで含めた総額を事前に把握していただくことで、工事後の後悔や予算オーバーを防いでほしいという強い思いから、現場のリアルな注意点をまとめました。







